安室透の初登場回「ウェディングイブ」。
アニメでは667~668話、漫画では75巻File9~11に収録されており、『名探偵コナン』の中でも特に結末が悲しい回として知られています。
そんな「ウェディングイブ」を鑑賞した際、私はある違和感を覚えました。それは、安室透の推理がどこかわざとらしく感じられたことです。
仮にも組織随一の情報収集力と洞察力を誇るバーボンが、そんなミスをするだろうか?この疑問から、「もしかして裏があるのでは?」と考え始めました。
そこで、ネットの情報や公式ブックをもとに、安室透がこの回でわざと推理ミスをした可能性について検証。その結果、個人的にはかなり納得のいく解答を導き出せたと思います。
それでは、その答えを皆さんにも共有していきますね!
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ウェディングイブで安室透はわざと推理ミスをしたのか?
Amazon.comより引用
結論、わざと推理ミスをしたと考えるのが自然です。
では、なぜその結論に至ったのか?
なるべくかみ砕いて説明していきますね。
安室透の目的
まず、ウェディングイブ時点での安室透の目的は毛利小五郎に近づくことでした。
大前提として、組織はブラックインパクトの一件から毛利小五郎とシェリー(灰原哀)に繋がりがあるのでは?と疑っています。
その疑問を解消するべく、安室透は毛利小五郎に近づき、そのサポートをベルモットが行うことになったというわけです。
では、毛利小五郎に近づくためには、どうすれば良いのか?
同じ事件現場に居合わせたというだけでは、1回限りの出会いになってしまい、色々と探るには不都合です。
つまり、安室透は毛利小五郎ともっと親密な間柄になる必要がありました。
そこで安室透は毛利小五郎の弟子になる作戦を実行します。
ただ、弟子になるためには、自身の推理ミスを毛利小五郎が正すという工程が必要不可欠。
そう考えると、「安室透の推理ミスはわざと」という仮説に真実味が帯びていきますよね。
影の主犯・安室透
ウェディングイブというストーリーにおいて、犯人は存在しません。
被害者の死因が自殺だったわけですから、当然といえば当然です。
ただ、考えようによってはこの事件、未然に防げたと思うのです。
さらに踏み込むと、被害者を自殺に追いやったのは安室透とも考えられます。
というのも、安室透は被害者に関する情報を現場にいた誰よりも持っていたからですね。
ただ、真相がわかっていてもなお、今回の事件を起こすしかありませんでした。
なぜなら、事件が起こらないと毛利小五郎の弟子にはなれないから。
作者の青山先生は安室透について「最初の設定ではすごい悪い奴だった」と語っています。
今でこそ正義の味方として描かれていますが、ウェディングイブ時点では、目的のためなら手段は選ばない冷血漢だったのかも?
まとめ
にじめんより引用
今回は安室透の初登場回「ウェディングイブ」について記事を書いていきました。
本記事のまとめ
- 安室透の推理ミスはわざと。
- 安室透の目的は毛利小五郎の弟子になることで、そのためには自身の推理ミスを小五郎に正してもらう工程が必要不可欠だった。
- 安室透は被害者の自殺を利用して、毛利小五郎に近づいた。
本記事をきっかけに新たな視点で『名探偵コナン』を楽しんで頂けたら幸いです。
※本記事の感想は下記コメント欄へ!お待ちしております。
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