京都アニメーションの最高傑作との呼び声も高い『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
そんな『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』にはテレビアニメ以外にも、番外編や劇場版などもあるので、初見の人はどれから目を通せば良いのか迷ってしまいますよね。
本記事ではそんな人に向けて、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズすべてに目を通した運営者が、おすすめの見る順番をわかりやすく紹介していきます。
数分程度でサクッと読める内容なので、ぜひ最後までお付き合いください。
目次
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を見る順番は時系列順でみるのがおすすめ!
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を見る順番でネックとなるのが、番外編の位置づけになります。
Blu-ray4巻ではExtra Episodeというタイトルで収録、NETFLIXでは『ヴァイオレット・エヴァーガーデン スペシャル』というタイトルで配信されている特別編は、時系列で言うと、アニメの4話と5話の間に該当。
つまり、時系列順では以下のようになります。(エピソード単位)
見る順番(時系列順)
- 第1話「愛してる」と自動手記人形
- 第2話「戻ってこない」
- 第3話「あなたが、良き自動手記人形になりますように」
- 第4話「君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」
- Extra Episode「きっと"愛"を知る日が来るだろう」
- 第5話「人を結ぶ手紙を書くのか?」
- 第6話「どこかの星空の下で」
- 第7話「」
- 第8話 サブタイトルなし
- 第9話「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
- 第10話「愛する人はずっと見守っている」
- 第11話「もう、誰も死なせたくない」
- 第12話 サブタイトルなし
- 第13話 自動手記人形と「愛してる」
- ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-
- 劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
運営者は全13話を見た後に、特別編→外伝→劇場版の順で見ましたが、やはり時系列に違和感がありましたね。
なので、より『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の世界に没入するためにも、初見の人は上記で紹介した時系列順で見ることを強くおすすめします。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズのあらすじや所感
1.ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2018)
元軍人のヴァイオレット・エヴァーガーデンが見つけたのは、手紙を代筆する仕事。手紙を通して触れる様々な人の気持ちが、愛を知らない彼女の心に優しい光を灯す。
NETFLIXより引用
2018年1月~4月の期間に放送されたTVアニメ。(全13話)
2019年Crunchyrollアニメアワードでは6部門にノミネートされ、最優秀アニメーション賞を受賞しました。
感情表現をどこまで掘り下げるのか?を追求している京都アニメーションですが、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』という作品では特にそれが顕著で、ヴァイオレットの顔だけでなく手足や背中でも感情を表現しています。
特に感情表現が素晴らしかったのは、視聴者からの評判が高い第10話「愛する人はずっと見守っている」
ヴァイオレットが、死期の近い依頼主(母親)から、娘のアンにあてた手紙を50通ほど依頼されて、代筆した神回ですね。
手紙が届くころにはもう母親はこの世にはいない。
アンの気持ちを考えて涙を流すヴァイオレットのシーンは感情を大きく揺さぶられました。
2.ヴァイオレット・エヴァーガーデン Extra Episode(2018年)
第4話と第5話の間の、数か月間に起きた物語。ヴァイオレットのもとに舞い込んだとある歌姫からの代筆依頼を描く、特別番外編
Amazonより引用
Blu-ray4巻ではExtra Episodeというタイトルで収録、NETFLIXでは『ヴァイオレット・エヴァーガーデン スペシャル』というタイトルで配信されています。
番外編ということもあり、本編よりも多少ポップな感じで入った前半。
ヴァイオレットが部屋の角までいって、そのまま壁に向かってじっと立っているシーンなんかは、本編だと作品の雰囲気を壊しかねないので、絶対に入れることができなかったですね。
一方の後半はというと、本編とそん色のないストーリーで、良い意味で肩透かしを食らいました。
先ほども触れたように、この番外編は第4話と第5話の間のストーリーなので、視聴する際は順番にくれぐれもお気をつけて。
3.ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年)
貴族のヨーク家に生まれ、格式高い女学校に通う少女イザベラは、大切なものを守るために父親とある契約を交わす。そんな中、彼女は自身の教育係として雇われた自動手記人形のヴァイオレット・エヴァーガーデンと出会い、自分の未来を少しずつ取り戻していく。
2019年9月6日より三週間限定で公開された作品。(Filmarksやぴあで初日満足度1位を獲得したことや、ファンからの要望を受けて、一部映画館では上映期間が延びたとか)
ストーリー前半の「寂しくなったら名前を呼んで」は原作小説「外伝」に掲載されている一章のアニメ化、ストーリー後半の「君の名前を呼ぶ、それだけで二人の絆は永遠なんだ」は完全オリジナルのシナリオになっています。
エイミーとテイラーの絆、そして本編では描かれることの少なかったベネディクトの活躍。
外伝としては100点満点、見どころ満載の神作品なので、未視聴の人はこれを機にぜひチェックしてみてください。
4.劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年)
戦争が終結して数年。新しい技術の開発によって生活が変わってもなお、ヴァイオレットは、大切な人であるかつての上官にまた会いたいという思いを抱えていた。
NETFLIXより引用
2020年9月18日より公開された完全新作。
深夜アニメの続編ながら、興行収入は21億円を突破し、第44回日本アカデミー賞「優秀アニメーション作品賞」も受賞しました。
本作はアニメの各エピソードに登場したキャラクターが再登場する演出からもわかるように、シリーズ完結編です。
「重い病気を患った少年の話」「ヴァイオレットとギルベルト、感動の再開」「アンの孫によるヴァイオレット探訪記」の3つを軸にストーリーが進んでいき、それぞれがある結末に向かっていく内容になっています。
本作の見どころを挙げるとすれば、やはり「ヴァイオレットとギルベルト、感動の再開」でしょう。
その中でも特に印象に残っているのは、自分はヴァイオレットに顔を合わせる資格がないと主張するギルベルトに対して、ホッジンズが怒鳴るシーンですね。
子安さんの迫力ある演技に圧倒されました。
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【ネタバレあり】『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の感想・レビュー【評価:★★★★★】
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は原作小説も見逃せない!
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の原作小説は全部で4巻あります。
原作小説
- ヴァイオレット・エヴァーガーデン 上巻:アニメの6話・7話・10話・11話・8~9話の前半
- ヴァイオレット・エヴァーガーデン 下巻:アニメの8~9話の後半・12話・13話
- ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝:アニメの5話・外伝
- ヴァイオレット・エヴァーガーデン エバー・アフター:劇場版とは異なる結末
こうして見ると、アニメ版とは物語の順番や内容がかなり違いますよね。(アニメ1~4話はオリジナルエピソード)
さらにアニメと小説では登場キャラクターや物語の結末まで違います。
例えば、アニメで登場するヴァイオレットの同僚 エリカ・ブラウンとアイリス・カナリーは小説では登場しません。
逆にホッジンズの秘書でヴァイオレットの初のお茶友達であるラックス・シビュラは原作小説のみの登場です。
そんな人はこれを機に原作小説の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の見る順番についてわかりやすく紹介していきました。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のアニメは1話~4話 → 番外編 → 5話~13話 → 外伝 →劇場版の時系列順で見るのがおすすめです。
そして、アニメを見終わったら、原作小説でアナザーストーリーを楽しみましょう。
そうすることで、アニメとは違った『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の世界を垣間見ることができますよ!
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