本記事の要約
二転三転する驚きの展開が話題となった『食糧人類』
最終回に対しては「綺麗な終わり方」「気持ちよく終わった」など賞賛の声が多いものの、中にはひどいという意見も。
そこで本記事では『食糧人類』の最終回を振り返りつつ、最終回に対する読者のコメントを紹介していこうと思います。
また記事後半では『食糧人類』の最終回を読み終わった人にチェックしてもらいたい漫画を3作品ほど紹介しているので、併せてチェックして頂けたら幸いです。
ポイント
『食糧人類』は講談社の公式マンガアプリ「マガポケ」で全話タダ読み可能です。
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目次
『食糧人類』最終回までのおさらい
1.化け物の正体
該当エピソード
6巻49話~50話
作中に登場する巨大カマキリの正体は人間の創造主でした。
つまるところ、人類は化け物に作られた食糧だったのです。
化け物は知能の高さによるエネルギー消費が激しいため、わずかな時間でも食糧が断たれると共喰いを始めてしまいます。
その事態を回避するために人類が作られたというまさかの展開。
ポイント
食糧人類とは「化け物の食糧になった人類」という意味ではなく、「化け物の食糧として作られた人類」という意味だった!
2.ナツネの正体
該当エピソード
2巻11話
主人公の伊江(いえ)が人間飼育場の中で出会った黒髪の青年・ナツネの正体は完全体の増殖種でした。
増殖種とは化け物への食糧供給を安定させるために生み出された人造人間で、中枢神経が損傷しない限り何度でも再生します。
ストーリー終盤でナツネは巨大生物との決着をつけるべく、山引と協力して自身のクローンを生成。
自身とクローンを半永久的に喰わせることで、プリムオン病(感染症の一種)の誘発に成功。化け物は壊滅します。
ポイント
神殺しの一手は感染症!
3.山引の正体
該当エピソード
4巻27話~33話
山引はただ人間ですが、作中一のチートキャラは間違いなく、彼でしょう。
- 致死量の放射線を浴びせられる→自身に種々雑多な生物の遺伝子を移植していたのでノープロブレム
- 自身の身体を媒介にナツネのクローンを大量生成→感染症を誘発させ、化け物の壊滅に成功
化け物を壊滅させる手段を思いついたのも、実行に移したのも山引。
そう考えると、作中一の功労者ですよね。
狂ってるけど...
『食糧人類』の最終回を振り返る
最終回で伊江は死別したと思っていたナツネ・山引と感動の再会を果たします。
ナツネと山引は「大量発生した化け物を感染症で根絶やしにした」という事の顛末を伊江に伝えた後、別れを告げフェードアウト。
一連の出来事が夢か現実か判断できない伊江でしたが、自身の座っていたベンチにナツネが書いた「またな伊江」の文字を見つけ、現実であることを確信。
現実であったことに安堵した伊江がうっすらと笑みを浮かべたところで『食糧人類』は物語の幕を下ろします。
『食糧人類』の最終回はひどい?読者の反応を集めてみた
以下、マガポケに投稿された『食糧人類』最終回に対する読者のコメントになります。
1.綺麗な終わり方
なんて綺麗な終わり方。作者さんはいつからこの着地点を見据えていたんだろう。
1話から最終話まで弛まない緊張の連続、二転三転する驚きの展開、魅力的なキャラクター。
本当に夢中になった作品でした。読ませてくださりありがとうございました。
序盤(巨大芋虫や生殖種の登場シーン)はたしかにインパクトが強かったですが、ストーリーが進むにつれて序盤ほどの衝撃は得られないので、出落ち感はあるかもです。
ただ、細かい設定等に突っ込まなければ作品全体としてはうまくまとまっていると思います。
2.主人公の能力
気持ちよく終わったけど主人公の瞬間記憶みたいな設定あまりいきなかったな。
『食糧人類』の主人公・伊江は良い意味で主人公っぽくなかったですね。
あくまで事件に巻き込まれた被害者みたいな立場でした。
そういう意味で言うと、読者は自身を伊江に見立てることで、より作品の世界に没入できるのかなと。
3.グロいのに切ない
最後こんな感じで終わるとは。ナツネ(山引)が痛みや苦しみから解放されてほっとした。こういう作品で最終回に切なくなるとは思わなかった。
グロい作品は読後に胸糞感を覚える人が多い印象ですが、『食糧人類』の場合は今までのエグい描写を忘れるくらい最終回が清々しい。
まさに終わり良ければ総て良しを体現している作品と言えます。
『食糧人類』の最終回を読んだ人にチェックしてもらい漫画3選
ここからは『食糧人類』みたいな漫画を3作品ほど紹介していこうと思います。
1.アポカリプスの砦
作者 | 蔵石ユウ イナベカズ |
掲載誌 | マンガボックス |
関東中の不良が集まる少年更生施設・松嵐学園に無実の罪で収監された、前田義明。ごく普通の少年だった義明にとって暴力渦巻く監獄での生活は絶望以外の何ものでもなかった。監房で同室となった岩倉、山野井、吉岡はいずれも曲者ぞろいで、早くも監獄内の抗争に巻き込まれる義明。そんな中、施設内で護送車の衝突事故が発生。車内から現れたのは、死してなお歩き、人間を喰らうゾンビだった…。戦慄のパニック・ホラーここに開幕!
『食糧人類』作者のデビュー作。
作風はまんま『食糧人類』なので、『食糧人類』にハマった人はきっとハマるはず。
※『アポカリプスの砦』も食糧人類同様「マガポケ」で全話タダ読み可能です。(一部ポイント購入あり。)
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2.渋谷金魚
作者 | 蒼伊宏海(あおいひろうみ) |
掲載誌 | ガンガンJOKER |
~あらすじ~
平凡で、冴えない日常を過ごす少年・月夜田初。
彼の予定調和な毎日は突如として終わりを告げる…。大都市・渋谷に大量発生した“人喰い金魚”!
大きい“金魚”も小さい“金魚”も、人を喰って、喰って、喰いまくる!!
TSU●AYAも、パ●コも、マルキ●ーも。
渋谷に襲い来る未曾有の大パニック!!覚悟を決めろ。絶望に挑め。
史上最悪の生存競争、開幕──!!!
主人公の目の前に突然巨大生物が現れるという点が『食糧人類』と共通している『渋谷金魚』
『食糧人類』よりもライトな内容なのでサクサク読めます。
※『渋谷金魚』はスクウェア・エニックスの公式マンガアプリ「マンガUP!」でタダ読み可能です。(一部コイン購入あり)
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3.ジンメン
作者 | 蒼伊宏海(あおいひろうみ) |
掲載誌 | ガンガンJOKER |
~あらすじ~
転校で七年ぶりに故郷へ戻ってきた動物好きの主人公・神宮マサト。幼馴染みの女子高生・ヒトミをデートに誘い、訪れた動物園で二人は人間の顔が付いた動物に突如襲われてしまう…逃げ惑うマサトとヒトミ。しかし、それは彼らが思いがけない世界に放り出される序章に過ぎなかったーーーー!!動物が人類に反旗を翻す戦慄のアニマル・パニック・ホラー堂々開園。
『食糧人類』や先に紹介した2作品と比べると、コメディ要素が強い『ジンメン』
ファンからは「怖がらせたいのか、笑わせたいのかどっちなんだ?」と言われることがしばしばある、そんな作品です。
※『ジンメン』は小学館の公式マンガアプリ「サンデーうぇぶり」でタダ読み可能です。
サンデーうぇぶり
SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ