鋭い観察眼と洞察力を併せ持つ黒の組織の幹部「ジン」
作中では頭の切れる有能キャラとして描かれることの多いジンですが、コナンファンの間では「ジンって無能じゃない？」と感じている人が一定数いるようです。
そこで、今回は劇場版含めジンの登場回すべてに目を通した運営者がジン無能説を徹底的に検証していこうと思います。
目次
ジンの無能エピソード7選
1.目立ちすぎる愛車
PayPayフリマより引用
黒の組織のメンバーは往々にして車の趣味がマニアックです。
中でもジンの愛車「ポルシェ356A」は超希少なクラシックカーで、現在ではほぼ入手不可能とされています。
つまり、そんな車が路駐していようものなら、ジンが近辺にいるのでは？と考えるのは自然なこと。
実際に黒の組織との再会（アニメ176～178話・漫画24巻File7～11）で灰原はポルシェ356Aを見て、ジンの存在を瞬時に察知しました。
立場上、目立ってはいけないにもかかわらず、平然と目立つポルシェ356Aを乗りまわしているジン。
これには無能と言わざるを得ないでしょう。
2.ここぞという時に取り逃がす
©青山剛昌/小学館
ジンの無能エピソードが数多く収録されている黒の組織との再会。
その中でも特に際立っているのがジンのポエムシーンですね。
せっかく愛しのシェリーを発見したにも関わらず、悠長にポエムを詠み、逃走を許す始末。
本エピソード以降、ジンのあだ名に「詩ジン」が追加されました。
メモ
ジンは『純黒の悪夢』でもNOC疑惑が浮上したバーボンに猶予を与え、逃げられています。
3.灰原とコナンの正体にたどり着いた仲間を消す
©2019 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
「疑わしきは罰せよ」を信条に掲げるジン。
しかし、その信条は時として、重要な情報を手に入れた仲間を消すというマイナス方面の行動を促すことも。
- 灰原哀＝宮野志保（シェリー）だと気づいたピスコを射殺（該当エピソード：黒の組織との再会）
- 江戸川コナン＝工藤新一だと気づいたアイリッシュを殺害（該当エピソード：漆黒の追跡者）
- 灰原哀＝宮野志保（シェリー）だと気づいたキュラソーを殺害（該当エピソード：純黒の悪夢）
- 江戸川コナン＝工藤新一だと気づいたピンガを殺害（該当エピソード：黒鉄の魚影）
ここまで来るともはやコナンたちの味方なのでは？と思えていきますよね。
4.最後の詰めが甘い
©青山剛昌/小学館
黒の組織との接触（アニメ309～311話・漫画37巻File8～38巻File1）にて、ジンは持ち前の鋭い観察眼と洞察力を活かし、コナンを後一歩のところまで追い詰めます。
上から順にロッカーを開けていき、コナンが隠れている一番下のロッカーに手をかけたその時。
「大の大人がこんな所に隠れられるわけねえか...」
本シーンを見て、「じゃあ、なんで途中まで勢いよく開けていったんだよ！」「ジンの兄貴、詰めが甘すぎる！」とつっこんだのは私だけではないはず。
5.被害者の顔を忘れる
©青山剛昌/小学館
ジンのポリシーの一つに「殺した奴の顔と名前は忘れる」というものがあります。
該当エピソード
- 黒の組織との真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー（アニメ345話・漫画42巻File5～10）：工藤新一を忘れ、ベルモットに尋ねる
- 漆黒の追跡者：アイリッシュから工藤新一というワードが出るが、忘れたと返答
このポリシーのせいでジンは新一が生きているという事実にたどり着けないので、無能を疑われても仕方のないこと。
ただ、思い出すと罪悪感に襲われるから忘れるようにしていると考えると、可愛く思えてきますよね。
6.聞こえるか 毛利小五郎→聞こえない
©青山剛昌/小学館
ジンのお茶目エピソードとして有名なのがブラックインパクト！組織の手が届く瞬間（アニメ425話・漫画48巻File9～49巻File4）
本エピソードでは、黒の組織のメンバー・キールに着いていた盗聴器をジンが回収。
ジンはキールに盗聴器を仕掛けた人物＝毛利小五郎だと推察し、盗聴器越しに小五郎とコンタクトを図ります。
しかし、実のところ盗聴器の持ち主はコナンで、毛利小五郎は競馬の中継を聴いていました。
つまり、毛利小五郎にジンの声は届いていなかったのです。
7.園子とシェリーを間違える
©︎2001 青山剛昌／小学館・読売テレビ・ユニバーサルミュージック・小学館プロダクション・東宝・TMS
2001年公開の劇場版第5作『天国へのカウントダウン』でジンは、灰原そっくりの髪型をした園子を射殺しようとします。
暗殺のプロとして、ターゲットを間違えるというのはあってはならないこと。
このジンのうっかりエピソードは一部ファンの間で、「ドジン事件」「別ジン事件」と言われているそうです。
まとめ：ジンは無能というよりも愛すべきドジっ子
今回はジンの兄貴、実は無能説を検証していきました。
本記事で取り上げたエピソードにフォーカスすると、ジンの無能説は立証ということになりますが、個人的には無能というより愛すべきドジっ子というワードがしっくりきますね。
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参考サイト：名探偵コナン 全事件レポート編纂室
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