感動の最終回が多くの人々の心を打った『Angel Beats!(エンジェルビーツ)』
今回はそんな『Angel Beats!』の最終回を振り返りつつ、レビューしていく予定です。
最後まで読めば、きっともう一度『Angel Beats!』を見直したくなりますよ!
『Angel Beats!』の最終回を振り返る
本記事では最終回の中でも特に印象深い音無とかなでの別れと再会についてフォーカスしていこうと思います。
音無とかなでの別れ
死んだ世界戦線の卒業式が終わり、世界に残されたのは音無とかなでの二人だけ。
その二人も他の死んだ世界戦線のメンバー同様、今にも成仏しようというところで、音無がかなでにとある提案をします。
音無「あのさぁ...かなで。ここに...残らないか?」
音無はその理由を「今後もまた報われない死を迎えた人がこの世界に居ついてしまわないように、ナビゲートしたい」と語りますが、本音は...
音無「俺はお前と一緒にいたい、これから先も、居続けたい。だって俺は...かなでのことがこんなにも...好きだから」
かなでに思いの丈を伝えた音無。
しかし、当のかなでは黙ったまま。
音無「どうして、何も言ってくれないんだ?」
かなで「言いたくない」
音無「どうして...」
かなで「今の想いを伝えてしまったら、私は、消えてしまうから」
音無「...どうして」
かなで「だって私は、"ありがとう"をあなたに言いに来たんだから...」
音無「どういう...こと...だよ」
かなで「私はあなたの心臓で、生きながらえることができた女の子なの...」
ここで衝撃の事実が発覚。
そして、かなでは続けて語ります。
かなで「今の私の胸では、あなたの心臓が鼓動を打っている...。ただ一つのあたしの不幸はあたしに青春をくれた恩人に"ありがとう"を言えなかったこと。それを言いたくて、それだけが心残りで、この世界に迷い込んだの」
音無「そんな...でもどうして俺だってわかった?」
かなで「最初の一刺しで気づけた。あなたには...心臓が無かった」
音無「でもそれだけじゃ!」
かなで「あなたが記憶を取り戻せたのは、あたしの胸の上で夢を見たから。自分の鼓動の音を聴き続けていたから...」
第9話のタイミングで音無が前世の記憶を思い出したのは、かなでの中にある自分の心臓の音を聴いたからだったんですね。
そして、ここまで来ると音無の名前の意味もわかってきます。
音無=音が無い=心臓が無い
ここまで振り返ったところで、再度9話に収録されている音無とかなでの会話に注目してみます。
音無「俺、医者になりたかったんだ。誰かのためになりたい。ありがとうって言ってもらえるように生きたいって...そう思って、結構必死に勉強したんだけどなぁ.....。でもさ、俺は最後に、この体をドナー登録で残せたんだ。俺の体は、誰かを助けてあげられたはずさ。そう信じる。」
かなで「きっとその誰かは、見知らぬ誰かに"ありがとう"って一生思い続けるわね」
"ありがとう"と言ってもらえるように生きたいと思っている音無と、音無に"ありがとう"を言うために死後の世界にやって来たかなで。
そんな二人のラストは以下の通りです。
かなで「結弦」
音無「かなで...愛してる...。ずっと一緒にいよう」
かなで「うん、ありがとう...結弦」
音無「ずっと...ずっと一緒にいよう」
かなで「うん、ありがとう」
音無「愛してる...かなでっ」
かなで「うん、すごくありがとう」
音無「かなでぇ...」
かなで「愛してくれて...ありがとう」
音無「消えないでくれ...かなで...かなでぇ...」
かなで「命をくれて...本当に...ありがとう...」
~かなでが消える~
音無「かなでぇぇぇぇ!」
音無とかなでの再会
ED後のエピローグ。
どこかの街のどこかの通り。
鼻歌を歌いながら、壁によりかかるかなでに似た少女。
そして、その歌を聴き振り返る音無に似た青年。
おそらく二人はお互いの名前を覚えてはいないでしょうが、魂で通じる部分があるんでしょうね。
『Angel Beats!』の最終回はひどい?
ここまで感動的な『Angel Beats!』の最終回を振り返ってきましたが、この最終回に関しては否定的な意見もあります。
中でも多かったのが、死んだ世界戦線のメンバーが消えた後に2人で世界に残ろうと提案した音無に対する批判。
確かにみんなで笑って卒業しようと言っていたにも関わらず、かなでの消滅を阻止しようとする音無の行動には一貫性がありません。
それに加え、最終回までは大人びた印象の強かった音無が最後の最後で子どものような駄々をこねたことに関しても、「あなた、そんなキャラクターでした?」という疑問がぬぐい切れないです。
詰まることろ、最終回で音無結弦というキャラクター像が崩壊したというのが批判の根本的な原因なのかなと。
まとめ
今回はKeyの名作『Angel Beats!』の最終回について振り返っていきました。
本記事をここまで読んだ人はおそらくもう一度『Angel Beats!』を視聴したくなったのではないでしょうか?
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