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【ネタバレあり】映画「聲の形」の感想【作者が作品を通して伝えたいこととは?】

聲の形

©大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会

※内容を忘れてしまった人・まだ見ていない人はTSUTAYA TV(30日間無料)を利用してみてください。聲の形を無料で楽しむことができます。

私は「聲の形」という作品の存在を知ってはいたものの、遠ざけていました。

というのも、いじめが題材のテーマと聞いて、否が応でも過去の自分と向き合わされるような気がしたからです。(過去にいじめられた経験があるので...)

しかし、今では勇気を振り絞って見てよかったなと思えます。

と、私事はこの辺にして、映画の感想に移っていきますね。

私は原作漫画を読んでいないので、あくまで映画を見て感じたことを記事にしています。その点、ご了承ください。

聲の形の作者が作品を通して伝えたいこととは何か

聲の形

©大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会

救い

それが映画「聲の形」の主題なのではないかと見終わった後思いました。

なぜそう思ったのか?

わかりやくするために、小学生パートと高校生パートにわけて紐解いていきます。

小学生(将也→硝子への救い)

普通に見れば、「将也が硝子をいじめ、傷つけた」という許しがたい事実に目がいきます。

しかし、「私には将也によって硝子が救われていた」と思えてならないのです。

というのも、最終的にはいじめという形になってしまったものの、将也だけが硝子に興味を示し続けていましたよね。

他のクラスメイトは硝子が転校してきたばかりの頃は興味を持っていましたが、日が経つにつれ、近づかなくなっていきました。(多分前の学校でもそうだったんじゃないかな)

それが顕著だったのが植野さんです。

最初、植野さんは硝子に比較的優しく接していたものの、徐々にコミュニケーションに疲れ、無視するようになります。

さらに追い打ちをかけるように、手話を覚えようと努力してくれた佐原さんが転校してしまい、硝子は誰からも相手をされなくなってしまったのです。

だからこそ、たとえひどいことをされたとしても、自分と接してくれる将也と友達になりたかったのだと思います。

高校生(硝子→将也への救い)

小学生パートとは打って変わって、高校生パートでは「硝子によって将也が救われる」という構図になっています。

  • 硝子と再会したことで将也は自殺をとどまった
  • 将也が硝子に生きるのを手伝ってほしいと言った
  • 最終的に硝子によって人間関係が回復した

もちろん、将也が硝子を救ったシーンを忘れたわけではありません。

しかし、それ以上に硝子によって将也が救われるシーンが際立っていました。

「救い」という行為は決して一人で完結するものではなく、相手がいることで初めて成り立つものです。

映画「聲の形」では要所要所にそんな「救い」が散りばめられていますので、ぜひ探してみてくださいね!

映画「聲の形」の魅力

聲の形

©大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会

①キャラクターに余白がある

良い意味でキャラクターが作りこまれていないなと感じました。

例えば、硝子が今どんな学校に通っていて、部活は何をやっているかなどの情報は作中で一切語られていません。

物語に関係ない情報は極力排除し、将也を取り巻く人間関係のみで完結する世界。

だからこそ、自分とキャラクターが自然と重なり、涙を流すことができたのだと思います。

②声優さんの演技に対する姿勢がすごい

硝子を演じた早見沙織さんは映画「聲の形」を最大限良いものにするために、聴覚障害の方から手話や補聴器の仕組みを学んだそうです。

言語コミュニケーションを生業としている早見さんが非言語的コミュニケーションを学び、作品に活かしている。

並々ならぬプロ根性を感じました。

③こだわりのある作画

将也が一人だけで映るシーンには雲が全く描かれていないのに気付いたでしょうか?

何か意図があるのかなと思い、調べたところ、「ただでさえブルーな気持ちを抱えている将也のシーンで、雲を入れると余計ネガティブに見えるから」だそうです。

こういった細部にわたる作画へのこだわりは流石京アニといったところですね。

まとめ

聲の形

©大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会

今回は映画「聲の形」を見た感想をお話していきました。

「聲の形」という作品をずっと食わず嫌いしてきた私ですが、今となっては見てよかったなと心から思えます。

なお、冒頭でもお伝えしましたが、映画「聲の形」はTSUTAYA TVで視聴可能です。

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