アニメから『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(こち亀)を知った方はご存じないかもしれませんが、原作には麻里愛(あさとあい)、通称マリアが性別を変更して女性になるエピソードがあります。
今回は、そんなマリアが女性になる回「ニュー麻里愛誕生!?の巻」(原作漫画111巻第4話)についてご紹介します。このエピソードはアニメ化されていないため、原作を読んだことがない方にとっては新鮮な発見になるかもしれません!
【こち亀】マリアが性別を変更して女になった回「ニュー麻里愛誕生!?の巻」(原作漫画111巻第4話)
男だから結婚はできない
アニメしか追っていない人もご存じの方が多いかと思いますが、マリアは男性です。外見はどこからどうみても女性ですので、初見時はびっくりされた方も多いのではないでしょうか。
そんなマリアは毎度のことながら両さんに結婚を迫っています。しかし、両さんは「男だから」という理由で断り続けており、今回もそんなシーンから物語がスタートします。
マリア、女になる
「本物の女性だったら結婚しちゃってるよ、とっくに。」
そう語る両さんのもとに、女性になったマリアが登場!驚きつつも、両さんと麗子は本当に女性になったのかを確認します。一方で、どうやって女性になったのか疑問に思う葛飾署の面々。しかし、性転換手術を受けたわけではありませんでした。
「まるで魔法にかかったみたいですね。」
中川のその言葉に、何か思い当たる様子を見せる両さん。そんな両さんのもとに現れたのは、魔法使いの老人「花山理香」でした。
実はマリアは、この魔法使いの力によって男性から女性へと変わったのです。まさに『こち亀』らしい、奇想天外でユニークな展開ですね。
両様、改め両津様?
晴れて女性となった麻里愛は、署内で一躍注目の的に。次々と男性職員からアプローチを受けますが、両さん一筋の麻里愛はすべての申し出をきっぱりと断ります。
しかし、女性になったことで両さんの短所や欠点が気になるようになり、それまで一直線だった気持ちに少し変化が。なんと麻里愛は中川に心惹かれ始めてしまうのです。
そして物語の最後、麻里愛が両さんを「両津様」と呼ぶシーンでは、どこかよそよそしい雰囲気が漂い、思わず笑ってしまうような締めくくりになっています。