2024年11月時点で計26作品が公開されてきた『名探偵コナン』の映画。
ただ、26作品もあれば他の作品と比較して微妙だなと感じる作品が当然出てくると思います。
そこで本記事ではコナン映画の全作品に目を通した運営者が「これはちょっと肌に合わなかったな」と感じた作品を5作品ほど紹介していく予定です。
また、記事のまとめ部分ではおすすめのコナン映画を紹介した記事のリンクを貼っているので、本記事とあわせてご確認ください。
目次
『名探偵コナン』の映画でつまらない作品ランキングワースト5
ワースト5:絶海の探偵(プライベート・アイ)【2013年公開・17作目】
Amazonスコア | (星4.1) |
興行収入 | 36.3億円 |
監督 | 静野 孔文 |
主題歌 | ワンモアタイム(斉藤和義) |
あらすじ
海上自衛隊主催のイージス艦の体験航海に参加するため、京都・舞鶴港にやってきた蘭、小五郎、そして少年探偵団の一行。そんな中、謎の事件が発生して、ほどなくして遺体の一部が発見される。捜査に乗り出したコナンたちは、艦内に不審な人物が潜んでいることを突き止める。
制作に防衛省と海上自衛隊が全面協力しているだけあって、艦内の描写がとてもリアル。
肝心のミステリーはいまひとつインパクトに欠ける内容でしたが、蘭のピンチを救ってくれたキーアイテムの伏線には脱帽しました。
▼ユーザーの声
話の筋的には完全に大人向けだったので、もっと大人向けに振り切ってつっこんで作っても良かったと思います。子供も大人も楽しめる作品にって部分で、こういう中途半端な感じになってしまったんでしょう。
ワースト4:業火の向日葵【2015年公開・19作目】
Amazonスコア | (星4) |
興行収入 | 44.8億円 |
監督 | 静野 孔文 |
主題歌 | オー!リバル(ポルノグラフィティ) |
あらすじ
ニューヨークで開かれたオークションで、鈴木次郎吉は焼失したといわれているゴッホの名画「ひまわり」を落札する。強固な護衛「7人のサムライ」を配備し、日本へ空輸するが、怪盗キッドによって絵画は盗まれてしまう。
脚本が大幅に改変された問題作。
『業火の向日葵』を見終わった後、犯人の動機がイマイチ腑に落ちなかったので、調べてみると...
中でも大きかったのは、犯人が最後に自分の動機を言う部分を、削らなければいけなくなってしまったことですね。本当は、詳しく語られてたんですけど、それら全てを削ることになってしまった。櫻井さんには、ミステリーとして面白い部分がなくなってしまったことを詫びました。
Wikipediaより引用
なお、映画で省略された犯人の動機に関しては小説版の初版に記載されているようなので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
▼ユーザーの声
色々浅すぎる
犯行動機もトリックも浅すぎる。アクションを多めにしようとした結果だろうね。自己中な犯人がただ火をつけて燃やしただけだし、証拠が「あなたのパソコンのデータだ!!」って...それ別にコナンが見つけたわけじゃないし持ってるのキッドのお爺さんだし...
ゲスト声優も犯人に持ってきちゃダメでしょ、明らかに浮いてるしわかりやすすぎる。
ワースト3:戦慄の楽譜(フルスコア)【2008年公開・12作目】
Amazonスコア | (星4.2) |
興行収入 | 24.2億円 |
監督 | 山本 泰一郎 |
主題歌 | 翼を広げて(ZARD) |
あらすじ
高名な元ピアニスト・堂本一輝の門下生たちが殺害される事件が発生する。そんな中、堂本音楽ホールのこけら落としコンサートに招かれるコナンたち一行。やがてコンサートの主役であるソプラノ歌手・秋庭怜子の命が狙われるが、コナンの活躍で彼女は事なきを得る。そして迎えた本番当日、入場直前に何者かに襲われて意識を失うコナン。
電話をかけるシーンが話題になった作品。
コナン映画おなじみのアクションシーンが全くと言っていいほどないため、盛り上がりには欠けますが、キーパーソンである秋庭怜子(歌:赤池優)の歌唱力は圧巻の一言でした。
とはいえ、オペラシーンくらいしか見どころと呼べるものがないのは問題ですね。
▼ユーザーの声
シリーズで一番脚本に無理を感じた
コンサートホールが派手に爆破されているのに、中でコンサートを観ている人が防音のせいで全く気付かず、警備員や係員を含め外から誰も報せに来ない・・・・有り得ない展開に唖然。
映画のスタッフはこの脚本を読んだとき、もう少し無理のない設定にしようと考えなかったのでしょうか・・・・
あと犯人確保後のコナンや周りの警察官の接し方が優しい事に違和感がありました。
息子が愛した恋人に怪我を負わせまくり、蘭達含む無関係の観客を皆殺しにしようとしたコナンシリーズでも上位に入る凶悪犯なのに、もう少し説教する台詞が無いと観てる側の溜飲が下がりません。
例えば「探偵たちの鎮魂歌」では犯人に対してコナンが『あなたは最低の人間』と言いましたが、それと同じような台詞が欲しかったと思います。
オリジナルキャラクターの秋庭さんが美人で頭がよく性格もいい非の打ちどころがない魅力的なキャラでしたが、見所はそれしかない映画でしたね。
ワースト2:11人目のストライカー【2012年公開・16作目】
Amazonスコア | (星4.3) |
興行収入 | 32.9億円 |
監督 | 山本 泰一郎・静野 孔文 |
主題歌 | ハルウタ(いきものがかり) |
あらすじ
コナンが少年探偵団や灰原たちとサッカー観戦を楽しんでいた頃、毛利探偵事務所に大規模爆破を予告する電話がかかってくる。それを阻止する方法は、犯人が残した謎の暗号を解読する以外にはなかった。蘭からの電話で事件を知ったコナンは、すぐさま暗号解読に乗り出す。
Jリーグ20周年記念プロジェクトとのコラボレーション作品。
『11人目のストライカー』で話題になったのはミステリーでもアクションでもなく、ゲスト出演した遠藤保仁選手の棒読み。
私は大のサッカーファンで遠藤選手のことは大好きだったのですが、流石にこれは容認できません。
いくらなんでもひどすぎます。
▼ユーザーの声
ネタ回と見ればまぁ楽しめる
最初から最後までゲストの棒読みサッカー選手が何度も出てくるように、コナン劇場シリーズの中でもこの話は屈指のネタ回ですね。
真面目に見ずジョークアニメとして見れば、全てのサッカー場のゴールポストに大きくて目立つセンサーを誰にもばれずに設置するという芸当などのふざけたストーリーも楽しめます。
ワースト1:紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)【2007年公開・11作目】
Amazonスコア | (星3.8) |
興行収入 | 25.3億円 |
監督 | 山本 泰一郎 |
主題歌 | 七つの海を渡る風のように(愛内里菜&三枝夕夏) |
あらすじ
太平洋に浮かぶ神海島 (こうみじま)。古代遺跡が海底に眠るその島には、300年前に女海賊が遺した財宝についての伝説が語り継がれていた。そんな中、財宝探しをしていたトレジャー・ハンターがサメの群れに襲われて死亡する。小五郎たちと島を訪れていたコナンは、それが単なる事故ではないことを見抜き、灰島と捜査に乗り出す。
鑑賞した人から評判が軒並み低い作品。
ただこの『紺碧の棺』という作品は大人と子どもで評価がガラッと変わる作品だと思います。
大人視点で見ればアクション・ミステリーともにインパクトが弱く、他の作品に埋もれてしまう。
子ども視点でみれば宝探しというテーマだけでワクワクする。
かく言う私も子どもの頃は結構好きな作品でしたが、大人になってから見ると「イマイチだな...」と感じました。
▼ユーザーの声
なんの話かわからない
見た人はわかるかと思いますが、この映画の大半を占めているのが子供達の宝探しのシーンです。
謎要素はその宝探しくらいです。終盤で敵になる人物も意外性がなく、しかも登場シーンはあまりないから印象も薄い。
最後は、蘭と園子をアンボニーとメアリーリードの逸話に重ねたかったのでしょうが、にしてはアンボニーとメアリーリードの話もほぼ出ない。正直微妙でした
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まとめ
今回はコナン映画のワースト作品というテーマで記事を書いていきました。
もちろん、作品の肌に合う/合わないは人それぞれなので、「この作品面白いのに...」という意見はウェルカムです。
ぜひコメント欄に書き込んでください!
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どうせならもっと大人向けにつっこんで作っても良かった