
©2019 SORAAO PROJECT
評価:3
2019年の公開から2年がたった2021年。
ようやく『空の青さを知る人よ』を見たので、感想を残しておこうと思います。
なお、この記事を書いている私は『空の青さを知る人よ』の脚本を担当している岡田麿里の大ファンということもあり、無意識に良いところばかりを取り上げてしまうかもですが、なるべくフラットな立場で書くように努めます。
その点はご了承ください🙇
それでは始めていきますね!
目次
『空の青さを知る人よ』のあらすじ・キャスト・スタッフ
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あらすじ
音楽漬けの毎日を過ごす高校二年生の相生あおいと、そんなあおいが心配でしようがない姉・あかねは事故で両親を失って以来、二人きりで暮らしている。そんなある日。あかねのかつての恋人で、あおいに音楽の楽しさを教えてくれた、慎之介が帰ってくることに。
出典:U-NEXT
キャスト
金室慎之介・しんの:吉沢亮
相生あかね:吉岡里帆
相生あおい:若山詩音
中村正嗣:大地葉
中村正道:落合福嗣
大滝千佳:種﨑敦美
新渡戸団吉:松平健
事前情報を一切遮断して鑑賞したので、エンドロールを見た時は驚きました。
「え?しんのって吉沢亮だったの?声の使い分けうますぎ!」
超絶イケメンで演技うまくて、声優としても完成度高いって...
すごい男だよ、本当。
あと、あおい役の若山詩音は『空の青さを知る人よ』を通じて初めて知ったのですが、調べてみると同世代ということで、応援したくなりましたね。
(普通に演技うまいし、『空の青さを知る人よ』以降、人気アニメの声優をちょくちょく担当しているので、これから売れていくと思う)
スタッフ
原作:超平和バスターズ
監督:長井龍雪
脚本:岡田麿里
キャラクターデザイン・総作画監督:田中将賀
制作:CloverWorks
製作:アニプレックス、フジテレビジョン、東宝、STORY
配給:東宝
『空の青さを知る人よ』は『あの花』や『ここさけ』同様、監督・長井龍雪×脚本・岡田麿里×作画・田中将賀がタッグを組んで作られた作品です。
岡田麿里が脚本や監督を務める作品は、『さよ朝』『GOSICK-ゴシック』で望まない妊娠、『ここさけ』で父親の不倫といったようにダークな内容を扱うものが多い傾向にあります。
なので、『空の青さを知る人よ』にもそういったダークなエッセンスが散りばめられているのかと内心ひやひやしていましたが、取り越し苦労でした。
(ダークな部分など一切ないクリーンな内容)
『空の青さを知る人よ』の感想
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あかね童顔すぎね
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『空の青さを知る人よ』メインヒロインのあかねさん。
高校生の頃と顔全然変わってなくね?
同世代のしんのは明らかに老けたのに。
ただよくよく考えて見ると意図的に、しんのは年相応に、あかねは幼く描かれていたのかもしれません。
というのも、しんのは「あかねと一緒に上京する」という一番大事な条件を捨ててまで、自分の夢をかなえようと故郷を旅立ちましたよね。
つまり、曲がりなりにも前に進んだわけです。
だから老けて描かれてた。
一方、あかねは妹のあおいを育てていくために「しんのと一緒に上京する」という道をあきらめます。
そして、地元で就職し、しんのへの恋心を抱いたまま、年を重ねていきました。
つまり、高校生の頃とさほど変わっていないのです。
だから容姿が全然変わっていないのかなと。
(あくまで推察ですが...)
ラストシーンはちょっと無理矢理感があった
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ラストのあおいとしんのが空を舞うシーンはちょっと無理矢理感がありましたね。
しんの(生霊)以外はファンタジー要素皆無だったのに、ラストでファンタジー要素全開のシーンをぶっこんでくるとは。
どちらかというと大人向け?
『空の青さを知る人よ』という作品は高校生のあおい視点でストーリーが展開されていますが、一番刺さるのは20代後半から30代前半だと個人的には思っています。
というのも、この作品の主人公はしんのとあかねだからです。
30代のしんのがこのまま夢を追い続けるべきか、安定した職について身を固めるべきなのかを葛藤するシーンは刺さる人にはめちゃくちゃ刺さるだろうなぁと。
まとめ
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今回はアニメ映画『空の青さを知る人よ』の感想を書いていきました。
先ほども書きましたが、この作品はどちらかというと大人向けの作品です。
イマイチピンとこなかった人はぜひ時間を置いてからまた見てみてください。
きっと見た後の感じ方が変わると思いますよ!