今回は『映画 さよなら私のクラマー First Touch』という作品について記事を書いていこうと思います。
アニメ版や原作を見てなくてもストーリー的に問題ないとのことだったので視聴してみたんですけど、かなりひどかったですね...
設定がガバガバ・キャラクターのCGが安っぽいなどマイナス要素を挙げたらキリがありません。
合わなかったというより受け付けないレベルのひどさ。
評価は星1つです。
注意
本記事では『映画 さよなら私のクラマー First Touch』を酷評しています。作品のファンの人は気分を害される可能性がある点、ご了承ください。
『映画 さよなら私のクラマー First Touch』のあらすじ
サッカーが大好きな女子中学生・恩田希は、誰よりも練習と努力を重ねながら、男子にフィジカルで敵わないという理由で試合に出させてもらう機会に恵まれなかった。そんな理屈を覆すため、希は持ち前のテクニックを磨き上げながら孤独な戦いに臨む。
U-NEXTより引用
キャラクター全員が異常
まず、本作を見て思ったのがキャラクターに正常者が誰一人としていないことです。
本記事では私が特に異常だなと思ったキャラを3人ほど挙げていきたいと思います。
恩田希
マイナビニュースより引用
まずは主人公の恩田希。
このキャラクターは異常なところが多すぎです。
恩田希が異常な点
- 男子サッカーに思い入れがあるのかと思いきや、高校では女子サッカー部に入部する←キャラがブレブレ
- 登録選手に選ばれていないにもかかわらず、選ばれた弟に変装して試合に出る←明らかな不正行為
- プレーに支障が出るほどの怪我をしたにもかかわらず、謎の根性論で試合に出続ける
そもそも中学サッカーで女子が男子に混じってサッカーをするという設定にかなり無理と感じました。
小学サッカーではチーム名に少年・少女がつくチームが多いように、女子が男子に混ざってサッカーをすることは何らおかしくありません。
しかし、中学ではありえない。
女子でサッカーを続けたい人はクラブユースに入ります。(もちろん女子オンリーです。)
そもそも男子サッカーと女子サッカーは別競技なんだもの。
なのにもかかわらず、男子に負けないようにフィジカルを鍛えるなんていうのはお門違いも良いところです。
越前佐和
不惑の肉体改革より引用
お次は恩田希の親友でサッカー部マネージャーの越前佐和。
本作では男子に混じってサッカーをする希を応援するポジションとして描かれています。
いや、親友なら止めろよ!
お門違いなところで努力している親友を応援するというのは傍観者よりもひどいと感じました。
鮫島幸造
マイナビニュースより引用
最後は一番正常者だと思っていた監督・鮫島幸造。
試合が始まる前までは唯一まともだと思っていた監督も結局希の不正行為に加担し、怪我した希を試合に出し続けます。
希に怪我してほしくないからメンバーに選ばなかったにも関わらずです。
もうわけわからん。
安っぽいCG
本作を見始めて最初の方はすごく作画が凝っている作品だなと思いました。
キャラクターデザインはもちろんのこと、風景なんかは新海作品となんら遜色はないほどの出来でした。
それなのに試合パートでいきなり安っぽいCGになった時は驚きましたよ。
私は別にCGが嫌いというわけではありません。
サッカーのようなキャラクターの動きが激しいスポーツはCGを使うことで、表現の幅が広がることは多々あります。
ただ、明らかに安っぽいんですよ。
よくこれでGOサインが出たなと思うほど安っぽいCGでしたね。
主人公の成長が見えにくい
スポーツを題材としたアニメや漫画の一番の醍醐味って主人公の成長だと個人的には思っています。
「以前勝てなかった相手に勝った」とか「弱点を克服した」とか。
しかし本作ではそういった主人公の成長が全然見えませんでした。(男子に負けないようにフィジカルを鍛えたのは良いものの、結局敵わないとわかり、前々から得意のテクニックで勝負する。)
スポーツを題材とした作品において主人公の成長が可視化されないというのはかなり致命的なことなんだなと本作を見て感じましたね。
まとめ
今回は『映画 さよなら私のクラマー First Touch』について記事を書いていきました。
上記の他にも説明もなしにサッカーの専門用語を使用するなど批判点を挙げたらキリがありません。
私が今まで見てきたアニメの中でワースト3に入る作品なのは間違えないので、基本的にはおすすめできないですが、「アニメ作品の底を知りたい」「ゲテモノ見たさがある」という人はぜひ視聴してみてください!
※『映画 さよなら私のクラマー First Touch』の感想および本記事の感想は下記のコメント欄へ!お待ちしています🙇