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『映画 えんとつ町のプぺル』を見た感想とレビュー【評価:★★☆☆☆】

映画 えんとつ町のプぺル

新R25より引用

評価:2

今回は『映画 えんとつ町のプぺル』という作品について記事を書いていこうと思います。

『映画 えんとつ町のプぺル』は西野亮廣の同名絵本をアニメーション制作会社・スタジオ4℃がアニメ化した作品

説教されている気分だった

それがこの映画を見て一番最初に思ったことです。

ただ映像・キャスティングはとても素晴らしかったので、評価は星2としました。

『映画 えんとつ町のプぺル』のあらすじ

厚い煙に覆われたえんとつ町に暮らすルビッチ。町で唯一、星の存在を信じていた父は1年前に失踪していた。ある日、彼はごみから生まれたプペルと友達になり、世界に存在しないはずの船を目撃。父の話を確信したルビッチはプペルと星を見つけようとするが…。

U-NEXTより引用

『映画 えんとつ町のプぺル』の映像技術は圧巻の一言

『映画 えんとつ町のプぺル』は『海獣の子供』や『ハーモニー』を手掛けたスタジオ4℃が制作を担当しているのですが、彼らの仕事が本当素晴らしかったです。

まさに職人芸って感じ。

フル3DCGアニメーションというと、どうしても無機質に感じることが多かったんですけど、『映画 えんとつ町のプぺル』に登場するキャラクターや背景には温かみがありました。

「なんでなんだろう?」と思って調べてみると、常人には到底理解できないほどたくさんの工夫がなされていることがわかったんです。

特に「これはすごい...」と思ったのはプぺルのモデルですね。

映画 えんとつ町のプぺル

AREA JAPANより引用

  • 色は通常のキャラの2倍以上で、パーツの一つ一つが動く
  • 目はオペラグラスになっていて、瞬きすると回転する などなど

ここまでいくと変態的ですよね。(もちろん、褒め言葉

といった感じで『映画 えんとつ町のプぺル』を技術面で支えたスタジオ4℃には非の打ち所が全くありませんでした。

アニメを作っている人達って本当凄い!
運営者

『映画 えんとつ町のプぺル』のキャスティングについて

『映画 えんとつ町のプぺル』では本職の声優さんをほとんど使わずに俳優さんが多くキャスティングされていました。

これに関しては大成功だったのかなと。

ルビッチ役の芦田愛菜さんはもちろんのこと、プぺル役の窪田正孝さんも劇場版のアニメ2作品目とは思えないほど安定していました。

個人的にはスコップ役の藤森慎吾さんが好きですね。

映画 えんとつ町のプぺル

素の藤森慎吾で役を演じているんですけど、違和感が全くなくて。

これ以上の適役はないと思いました。

『映画 えんとつ町のプぺル』の物語構造

『映画 えんとつ町のプぺル』は煙でおおわれた空の向こうに星があると信じているルビッチ星なんてあるわけないと笑う周りの人々という構図で物語が進んでいきます。

この構図の問題点として挙げられているのが「視聴者は星が存在するという事実を共有している」ということです。

穿った見方をすれば「誰かの夢を馬鹿にするような人は当たり前にある星の存在を信じないような人たちなんだよ?」という西野さんのメッセージとも捉えられます。

そもそも『えんとつ町のプぺル』という作品は絵本が原作なので、物語の受け手はこどもを想定していると思います。

その点を考えれば、星を見るという夢はわかりやすくて良いのかも知れませんが、すでに成人している私から見るとやはり物語の構造に問題あるんじゃないかなと思っちゃいますね。

『映画 えんとつ町のプぺル』を見て説教くさいと感じた理由

冒頭でも話したように『映画 えんとつ町のプぺル』を見て一番最初に感じたのは説教くさいということです。

その理由としてはおそらく同じ言葉・セリフを多用していたからだと思っています。

『映画 えんとつ町のプぺル』では行動という言葉が頻繁に使われていました。

まるで自己啓発本のように。

その点が純粋に映像作品として『映画 えんとつ町のプぺル』を楽しみたかった私にとっては残念で仕方ありませんでしたね。

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『映画 えんとつ町のプぺル』は作品と作者を切り分けて評価するのは難しい

アーティストが不祥事を起こした時に「曲に罪はない」とよく言われていますよね。

これは作品と作者を切り分けて評価していることを意味します。

かくいう私もこの考え方には賛成の立場です。

ただ『映画 えんとつ町のプぺル』は作品と作者を切り分けて評価するのはほぼ不可能と言わざるを得ません。

というのも、映画を宣伝するために西野さんが行った活動が様々なメディアで取り上げられたからですね。

私は『映画 えんとつ町のプぺル』を見る前に、西野大先生に『えんとつ町のプぺル』宣伝トラックをプレゼント!というYouTubeを見たのですが、これ見ちゃったら切り分けて評価するなんて無理ですよ...

まとめ

映画 えんとつ町のプぺル

今回は『映画 えんとつ町のプぺル』について記事を書いていきました。

前半でも書いたように映像技術とキャスティングは本当に素晴らしかったと思います。

ただ、物語構造や説教くささなど内容に関しては問題が多々あったように感じました。

皆さんはどうでしたでしょうか?

下記コメント欄で教えていただけたら幸いです(^^♪

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