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【ネタバレあり】アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』の感想とレビュー【評価:★★★★★】

評価:5

今回はアニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』について記事を書いていこうと思います。

アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』は先に公開された同名の実写映画とは結末を含め、全く違うアプローチで脚色された作品。

作画良し・内容良し・音楽良しの3拍子が揃った作品。

ストーリー上、若干のご都合主義はあるものの、直面した問題に対する解決策は極めて現実的でした。

個人的にはぶっ刺さったので、評価は最高評価の星5でも足りないくらいです。

それでは感想始めていきます!
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アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』のあらすじ

ある日、坂道で転げ落ちそうになっていた車椅子の少女・ジョゼを助けた大学生の恒夫。その出来ごとをきっかけにジョゼの祖母から、ジョゼの話し相手になるというバイトを頼まれた。ひねくれ者なジョゼと恒夫は衝突しながらも心の距離を縮めていく。

U-NEXTより引用

作品を支えるスタッフ陣が豪華

loundrawのイラスト

CINRAより引用

内容を触れる前にアニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』を支えるスタッフ陣が豪華すぎたので、軽く紹介しておこうと思います。

アニメーション制作

アニメーション制作は株式会社ボンズが担当。

『僕のヒーローアカデミア』や『文豪ストレイドッグス』のアニメーションを担当した制作会社で、クオリティの高い作画に定評があります。

個人的にはAcacia(アカシア)のアニメーションが細部まで凝っていて好きです。

コンセプトデザイン

コンセプトデザイン(初期デザイン)を担当したのはイラストレーターやアニメーターとしてマルチに活躍するloundrawさん(pixivアカウント

君の膵臓をたべたい』のカバーイラストで認知を広め、2021年11月12日公開の『サマーゴースト』では初監督を務めました。

主題歌・挿入歌

主題歌・挿入歌を担当したのは国内外問わず多くのファンを抱えるEveさん。

主題歌『蒼のワルツ』と挿入歌『心海』はどちらも作品の内容にマッチしていて、鑑賞後に聞くと内容を鮮明に思い出すことができます。

主題歌『蒼のワルツ』

挿入歌『心海』

個人的には『心海』の方が歌詞が具体的で「ジョゼのために作られた歌」って感じがします。
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恒夫とジョゼの脇を支える登場人物の役割

山村チヅ

山村チヅ

山村チヅ(ジョゼのおばあちゃん)の役割は「ジョゼをなるべく外に出さない」というものでした。

理由は外には危険なことがいっぱいあるからと作中で語っていましたよね。

しかし、恒夫が家に来るようになってからはジョゼが外に出るのを容認するように。

ここからは推測になりますが、おばあちゃんはジョゼを外に出さないことがジョゼに対してマイナスであることをわかっていながら、外は危険だと言った手前、自分ではどうすることもできなかったんだと思います。

恒夫をジョゼの世話役の雇ったのもジョゼを外に連れ出して色んな世界を見せてほしいという願いから来たものじゃないかと。

笑顔が増えたジョゼを見て、おばあちゃんが大喜びしているシーンは印象的でした。
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岸本花菜

岸本花菜(図書館司書)の役割は「恒夫がいない時のジョゼの精神的な支え」だと考えています。

本作では恒夫とジョゼが行き違いになるシーンが結構ありましたよね。

そんな時にジョゼは花菜さんのいる図書館に足を運んでいたみたいでした。(恒夫がしばらく会っていないジョゼを探すために図書館を訪れた時、花菜さんが言った「今日は来ていない」というセリフから推察)

後、ジョゼが花菜さんに絵本の相談しているシーンがエンドロールで流れて、花菜さんがジョゼの精神的な支えになっているんだなと改めて感じましたね。(恒夫は留学中)

二ノ宮舞

二ノ宮舞(バイト先の後輩)は言葉を選ばずに言うと完全な当て馬です。

冒頭でも話したように『ジョゼと虎と魚たち』にはストーリーが全く異なる実写映画があるんですけど、その実写版で舞ちゃんに似た女性が出てくるんですよ。(上野樹里さんが演じています。)

実写版では結果的に恒夫はジョゼの元を離れ、舞ちゃん似の女性とくっつくのでまだ救いようはありました。

ただ、アニメ版では完全に負けヒロインとして描かれており、見ていてとても辛かったです。

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恒夫とジョゼのインタラクティブな関係性

アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』

MOVIE WALKER PRESSより引用

恒夫とジョゼの見どころはやはりお互いがお互いに影響を及ぼし合うインタラクティブな関係性だと思っています。

ここは長くなりそうなので、恒夫の功績ジョゼの功績という見出しでわけて書いていきますね。

恒夫の功績

恒夫がジョゼに様々な良い影響を与えたというのは映画を完走した人なら納得していただけるでしょう。

では、恒夫の一番の功績って何でしょうか?

私はジョゼを図書館に連れていったことだと考えています。

恒夫と出会う前のジョゼは絵で食べていきたいという漠然とした夢を持っていましたが、描いた絵を賞に出すといった行動は起こさなかったわけです。

しかし、恒夫が連れていった図書館で最終的にオリジナルの紙芝居を披露し、子どもたちを喜ばせたという成功体験を得て、絵本作家になりたいという具体的な夢を持つようになりました。

家にこもりきりのジョゼでは絵本作家になるという選択肢は生まれなかったはずです。

漠然とした夢から具体的な夢へ

これが恒夫の一番の功績と言えるのではないでしょうか。

ジョゼの功績

ジョゼの功績は明確で絶望に陥った恒夫をオリジナルの紙芝居で励ましたことですね。

恒夫は足に大怪我をしてしまい、メキシコの海でクラリオンエンゼルフィッシュの大群を見るという子どもの頃からの夢を諦めかけていました。

半ば自暴自棄になっていた恒夫でしたが、ジョゼが制作した紙芝居に勇気をもらい、リハビリを開始。

結果、歩けるようになりメキシコ留学の夢も叶います。

ここのポイントは恒夫がジョゼの紙芝居を車椅子で聞いていたということです。

恒夫がジョゼと同じ目線になったからこそ、ジョゼの紙芝居を介したエールが恒夫の胸に強く突き刺さったのではないでしょうか。

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ジョゼの自立

ジョゼは最終的に事務員として働きつつ、絵本作家になる夢を追うことにします。

この結末、めちゃくちゃ現実的じゃありませんか?

おばあさんが亡くなってからジョゼは自立を余儀なくされました。

一時は絵を描くことを諦めたジョゼでしたが、恒夫の事故がきっかけで再び筆を握り、絵本作家になるという夢を抱くように。

ただ絵を描くだけでは生活できない。

だから自分にできる仕事をしながら夢を追う。

ジョゼと似た境遇にいる人にはぶっ刺さりの結末だったと思います。

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まとめ

今回はアニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』について記事を書いていきました。

最初は絵が綺麗だから見てみるか程度のノリで見たんですけど、ストーリーが良すぎましたね。

未視聴の人はもちろん見ていただきたいですし、一度見たことがある人もぜひもう一度見て考察を深め、作品を味わってほしいです!

それでは失礼します。
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